2010.02.11(Thu)
(タイトル続き)
のネタバレが←左側「最近のつぶやき」に表示される事もありますので、未読の方はご注意下さい。
ようはツイッターで文章にまとめず単発的につぶやいてますので、全文を読みたい方は
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ひととおりつぶやき終わったら、まとめてコピペした方がいいのかな。
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鋼の錬金術師を中心とした 妄想ブログです。 ネタバレ&腐女子発言が飛び交いますので 閲覧の際は全て自己責任の範囲でお願い致します。 ※原作・アニメ等公式制作サイドとは全く関係ありません※
2010.02.11(Thu)
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2009.12.16(Wed)
ガンガンネタバレ感想 101話&102話 増田中心に。 原作感想なのに、なぜか辛口。 しかも、「増田を○○○な目に合わせて牛先生、鬼畜!(泣)」とかいう方向性でもないです。 多分、増田を心配してる方々はブラウザの戻るクリックした方がいい類の感想です。 まあ、いいや、どうせウチは汚れブログだしwww ※忠告はしましたからね?※ なんつーか、エンヴィー自死以降、 荒川弘のカードを切る順にはもにょってばっかりですたい。 フー爺さんについては以前語ったけど 先月号の増田の「人体錬成はしない」決断も、 アイコンタクトだけで詳細を知らない賭けだったとはいえ 勝機があるのを知った状態で言わせるんじゃ意味ないと思うんですよね。 エンヴィーがマルコーさんにつきつけた「一つの村か、一国全土か」 エドや増田に突きつけた「数人の人質か、一国全土か」 今までの例となんら変わらず、物語(荒川弘)なりの解として進展ないじゃん!ってがっかりでした。 “解は無い”=そんなもん自分(読者)で考えろ というのも一つの答えかと思います。 ただねぇ、それでいくと「HUNTER×HUNTER」1巻3話 「悪党に捕らえられた母親と恋人どちらを助けるか」という問いに対してエピソードの方が 話は運びとして、鮮やかで印象に残るなぁと。 実際、増田は“解は無い”という答えを出したのでもなく、 人体錬成や中尉を見殺しにせずに済む状況を他人に与えられただけで“解”を本当の意味で出したわけじゃないし… “一は全 全は一” あの場でゴリさん達の助け(第三の選択)が現れるのは 人間の連携、今まで歩んできた道の結果築かれた人のつながり、連鎖の顕現 というアプローチなのだとしても、 増田の究極の選択の後に登場するカードの切り方でも問題ないんだよなぁ… 燃える展開で押し切るなら 「人体錬成はせんし、中尉も助ける」悪党とは取引なし俺総取り宣言(アルによるエドと大佐の似た者同士発言の裏付け) →増田がまだ隠し持ってた「最凶最悪の焔の錬金術」というチート技披露 もしくは宣言に対して「よく言った!ロイ・マスタング」(←10巻39話のアレ)と言う言葉と共に敵にしろ味方にしろ第三者登場 の方が増田の選択の解がきちんと出ている分、少年漫画の王道として萎えずにすんだかもしれん。 んで、1月号 ■「人間が思い上がらぬよう正しい絶望を与える」 前にも書いたけど、「因果応報、しっぺ返しをくらうから悪い事をしてはダメ。」ではないと思うんだよね。 まぁ、これはホムクル側の言い分なので、 主人公サマが“負の連鎖を断ち切る”能動性を見せてくれるだろうとまだ期待しておきます。 増田さんの代価が視力だった因果づけも正直苦しいなぁと思う。 視力を失っても「鷹の目」さんが代わりの目となり支えるという萌え妄想やら イシュ戦時の「人殺しの目」やら「その先を見ている目」やら 子エドに「焔のついた目」とか言ってみたり、前フリは多々あったし、 お話の結末をある程度聞いてつくられた水島版(入江版もだけど)でも、劇場版でいきなり眼帯大佐だった事からも 増田の失明は最初から予定されてたネタなのかもしれないけれど 増田さんの因果の理屈が通るなら、 1巻2話「ただもう一度母さんの笑顔が見たかっただけ」なんて言ってるエルリック兄弟だって 視力持って行かれてても因果律として正しいって読者に思わせちゃう事はできるわけでww 「母のぬくもりを求めた者」と言われればなるほど納得だけれども 物語の冒頭で「母さんの笑顔」と表現している分、そっちのが求めたモノとして印象強いんですよねぇ… 増田の視力云々で穿り変えさなきゃ「母のぬくもりを求めた者」でなんらひっかかりはなかったハズなのに… なんだか、増田さんのエピソードのせいで代価の因果はどうとでもこじつけられる、ものは言いようじゃんって気分になってしまいましたよ。 代価としての因果付けが苦しい分、前フリになるキーワードをちりばめて誤魔化しました的な… (CLAMP作品の「伏線=伝承・予言・夢見」で進んでるあの現象に近い気がするって例えれば伝わるかなぁ…) あとホムクル側に視力が代価と言わせちゃった以上、 実は真理(強い光の白い空間)を見た一時的ショックで目潰しになってるだけ って事はないんだろうなぁ… ホムクルにとってではなく、お話の進行上、大佐の扱いがやっかいだったので無能にしたってのが本音な気がする(笑) もしくは、増田の視界が奪われる事で効果的になる、今後の(ロイアイ的)名シーン・名セリフの為のお膳立て。 焔の錬成陣は破かれちゃったけど、火種に必要な発火布の手袋は片方つけたままだし ホムクル側に起死回生の一発キツイのぶちかまして、美味しいトコロ持って行くんじゃないでしょーか。 つか、 >「君はどこを持っていかれるのかな」 通行料の提供なしに、無理やり大佐に真理を見させておいて、代価が即死になるような部位だったらどうする気だったんだ? ここ終盤に来てね、連載開始初期から結末は考えてて、 本当に今まで牛さんがずっとあたためてきた描きたかったシーンなんだろうな とは思う。 と、同時に、「こんな展開、こんなセリフ、こんなエピソード燃えじゃね!!!? 描いてみてぇ!」 ってよくある王道パーツの寄せ集めありきで話が構築されているように思えてしかたがない。 描きたいパーツありきで、まわりが見えてないつーか、今までの設定がぞんざいに扱われてる。そんな感じ。 増田の人体錬成の陣の発動にしてもそう。 >「君にその気がなくてもかまわん」 なんだか、セリフひと言でこの陣に関しては“そういうものだ”って強制的に片付けちゃった印象。 確かに理解と構築式と陣はプライドin金歯ジジイで準備されてても、術者の「さあ発動させるぞ」って意思は? 術者の意思が必要ないなら、書置きされた陣がアチコチでポンポン発動してしまわないかい? または、術の発動者(の意思)=プライドと仮定してみる。 金歯ジジイのなれの果てには、金歯ジジイ以外の顔(クセルクセス人?)がついているし、 プライドも分解→再構築に限界がきているような描写があったので、術者にリバウンドが返ってきたとも受け取れる。 術者=プライド 材料=金歯ジジイとプライド一部 錬成物=金歯ジジイのなれの果て じ ゃ あ 増 田 は な ん ぞ ? もひとつ通行料は情報料ではない。 人体錬成を試みた術者に、「そんな方法はどこをどんなに探してもないんだよ」と見せしめるのに 故人を求めてた筈の術者に、おせっかいにも求めたわけでもないありとあらゆる知識を無理矢理叩き込んで 等価交換だとのたまいながら等価の代償を摩り替えてるのか真理だと思ってる時期が私にもありました(笑) (だから、故人の人体錬成が無理だと悟るのが遅かったつーか、諦めが悪かったアルの方が真理に深入りして代価をより多く持っていかかれたのかと…) 通行料=情報料ならば、エドがアルの魂を定着させる時に代価を持っていかれる理屈がよくわからなくなってしまう。 エド自身「心臓だろうがくれてやる」とは言ってるけど、 先に鎧に血印描いてる時点でアルの魂を鎧に定着させる気まんまんだよね(-_-;*) 最初の真理到達時で手パンも出来るようになってるし、魂の定着方法を直感的にわかっていたというなら、 2度目のは定着方法を真理情報から得た代償が右腕ではないはず。 さりとて、第五研究所でマルコーさんがイシュ人から賢者の石を錬成した時に扉は開いてないので、 魂に干渉しようとすると扉に引きずりこまれるワケでもないらしい。 通行料が情報料ではなく、あくまで(行きの)通行料だと言うなら なんで扉にたどり着くのか曖昧だけど、 増田が代価を持っていかれる件に関しては「確かに扉まで行っちゃったしなー」と納得できる反面、 じゃあ今回のアルは?という疑問が出てきてしまう。 今回はアルの肉体真理君の方が引っ張って、ご招待した側なので、通行料はサービス、サービスぅなんだろうか… 真理君、随分、ケースバイケースで状況を鑑みてくれるんだなぁ… >「この手はあまり使いたくなかったのですが」 も引っ掛る。 一国をどうとでも扱える権力、知識を持った錬金術師を取り込めば素質ある人間を強制的に人柱化できる能力。 ましてや300年以上かけ、皆既日食という限られた条件まで揃っておきながら 人柱を事前に確保しておかなかった理由としては、説明不足というか、おそまつではあるまいか。 (いつでも即座に人柱を5人用意できるってホムクル側の傲慢の表れだったのかなぁ…) 確かにあの場で人柱を確保しておかなかった理由を語られてもテンポが悪いのもわかるが このひと言で片付けられたんでは、リザを使って増田に決断を迫った流れが茶番に見えて仕方がない。 &計画の要として“年をとるホムンクルス”を人体実験でつくるより、 人柱そろえておく事の方が優先事項じゃね?とかなんとかツッコミてえよ。 んで、最近の感想で忘れてたけど今月号の第一声は 「もうラスボスはレゾ・マスタングでいいと思うよ、ちきんぢょーぢ先生!」 でした(笑) ファンロードのシュミ特でエドモンド荒川とは別の、知ってる人は知っている昔のPNがオープンになっちゃってますが 神坂一公認FCの会報誌『BLASTER! Vol.8』のリナちゃんを描いたのが荒川センセでした。 もともとスレイヤーズがお話の王道を茶化すようなネタてんこもりなので、よくあるネタだとスルーしてきてたけど 今月号だけでも、世界を見たかった盲目の赤法師レゾ←増田の逆行現象 金歯ジジイのなれの果てが、荒川弘の描く屍肉呪法に思えたのは私だけですかね。 エドの身長コンプレックスはリナのペチャパイに対するアレだし 子供だと油断させるセリムなんて冥王フィブリゾだし ニーナやキメラさん達の二つを混ぜて分かち難い者(フルーツジュース比喩)はゼルガディスに通じるし なんだか最近は原作にもヌルイ笑みが出てくるよ('・ω・`)
2009.10.12(Mon)
本格ブログ復帰をする気が自分でもあるのかどーだかわからんけど FAはおいといて、原作感想をmixiで ちょうど既刊23巻収録分(増田VSエンヴィー決着)までは本誌感想描いてて、 その後、大総統中央帰還VSグリリン ホーエンVSお父様 あたり(7月号から)止まってますので 11月号を中心に5ヶ月分まとめて 以下、コミックス派の人にはネタバレなので注意 実は原作感想がとまった原因は大総統VSグリリン戦。 それが11月号で一段落ついたので、 このタイミングでなら熱い展開に盛り上がってる読者様に水を差してもいいかなと。 ウィンリィや増田VSエンヴィーでさんざん 「復讐イクナイ」系の話をやっておいて 実は現状の大総統戦の意義がよくわからない。 因縁という点でヤオ家VS大総統戦の構図にしたいのはわかるんだが 死んだ人の仇討ちNo! をやっといて (死んでない)片腕無くした脇役のお礼参りならかっこよく描いてOK ってのはなんだろうな……。 しかも、あえてフー爺さんに孫娘の腕云々~言わせちゃうしな。 そこはフー爺さんアメストリス国の人間じゃないけど、 読者的には 「救国の礎」って大義でごまかしとけよ、と。 増田の復讐戦をすっぱり忘れたように流して 大総統SUGEEEE! 強い! カッコイイイイイイ! と騒いでる感想を見るにつけ、すごく違和感と言うか、怖いと言うか ああ、少年漫画として正しく「消費」されてるのかと微妙な気持ちに… 少年漫画家荒川弘はそれでいっこうに構わないんだろうけどね。 この矛盾にツッコンだり、冷静に考察してる感想ブログ様に遭遇した事がないので どこか見事な解釈をしてるブログ様があったらご紹介お願いいたします。 誰か、タレカ、私を納得させてたもれ(←知るか、そんなん自分で考えろ) スロウス戦はまだ苦笑で済んだけど、 大総統戦まで力押しで進む展開に 正直、FAと相乗効果で冷めてきた気もする。 そもそも、大総統にあんな戦い方をさせるのなら とってつけたようにスロウスに「最速の人造人間」の名を冠する必要があったのかな。 殺サズを掲げた主人公ってめずらしくもないし、 エド達に人殺しをして欲しいわけでもないけれど どーにも現状では ゴリウスさん達って兄弟が手を汚さない為の追加要員に見えるし、 「事を成すには情に対するこだわりを~」なんて言ってたフー爺さんに 見事にブーメランですよ。 兄弟が突きつけられる「事を成すには情に対するこだわりを~」は やっぱりホーエンハイムに対してになるのかね。 増田の人柱=人体錬成関連を円滑におさめるとするならば 金歯ジジイが持ちかけた取引は 鷹の目中尉瀕死 →金歯ジジイがリザを生体錬成で一命を取り留めてやるから変わりに扉開けろ →段取り(人体錬成の陣と通行料の賢者の石)は金歯ジジイの方で準備万端 →増田“自分自身”を人体錬成 →扉開いて体の一部を持っていかれる事もなく生還 →増田特に外傷がないので後のストーリーにも問題なく行動的に絡められる →ホントに金歯ジジイがリザさん治すかは不明 問題は他人でなく“自分自身”を人体錬成すれば事足りるって発想が 金歯ジジイ側にできてるなら、既に人柱は量産されてるだろうなと。 増田は扉を開けようがどうでもいいけど どっちかつーと、アルの魂はアルの真理君のとこに行ってると仮定して 人柱が揃わないよう(アルの魂が鎧に戻ってこないよう)に 思い切ってエドがアルの血印破壊しちゃう超展開が見たいです。 (ホーパパの準備してるカウンターは、お父様の国土錬成陣が発動してコソのものだろうから人柱はそろちゃっうんだろうけどね) 殺サズの決意をした主人公に対して リザさんにしろ、フー爺さんにしろ、バッカニアにしろ 主人公の責任の(物理的に)及ばないトコロで犠牲者が出てるつーのは いいわけがましいと言うか、展開が甘すぎてガッカリですよ。 んで、大総統は下水口ルートを辿って、増田と対峙するんかのう 「扉を開けさせてみせましょう」とか言っておきながら何もしてないつーか、 金歯ジジイは大総統の命で動いてるわけじゃないよなアレ。 そもそも、不死の軍団を問答無用で焼き払っておいて、 片手発火布切られたとしても(つか、その前に一発でケリつけろや)大総統候補にヒケを取るって、なんじゃいソレ? エドならまがりなりにもヒトガタしてる大総統候補への攻撃を躊躇したりしそうで納得いくけど イシュ戦を戦った3人が3人ともなんたるご都合主義な体たらくでしょうか。 まぁ、ラストは荒川センセが割りと始めから考えて、 早く書きたかったって事を考えると、 案外、試行錯誤で構築された中盤より、 素人とは言わないけど経験積んでなかった頃に考えた話として 今まで蓄積したものに対してバランス悪いのはありえるのかなと… なんて言うか鋼は広げた大風呂敷を綺麗に平面的に畳むんじゃなくて スイカとかメロンとかワイン瓶2本とか 何かを含むような結び方して欲しかったんですよね。 話のオチは綺麗につくんだろうけど、 期待してたよりは無難な終わり方しそうな気がします。 とりあず、ファルマンさんが地下で増田組再結成時にいなくても「死ぬな」の命令は 常日頃から共通認識だった絆とか グリリンの力への矛盾に対する慟哭とか バッカニアさんの最期は73話のアバンが死亡フラグだったのかとか (うんうん、女王の命で地下の扉は閉ざされる事なく、伏魔殿の扉は閉ざしとかなきゃいけないけど それを飛び越える空は青であって白と黒はOKでだど、ソレらを混ぜたグレーの煤けた空はノーサンキューなのね) ←日本語でOK 良いところはあえて語る必要はないので省略。 ホーパパが水島版タッカーのようになっちゃってるのは牛センセのご愛嬌なんだろうか? 黒マリモちゃんはもう、ブラック真理君って呼ぶべきなのかな? 字数増えたじゃねーか あんちくしょう!(笑) で、黒マリモちゃんの言う進化って、フラスコ代わりの人の皮がなくてもおでかけできるようになった程度の事にしか見えないんだけど……? ソレ、そんなに強みかな? えーと、たまってるメールレス&コメレスは気長にお待ちくだされば幸いです。 どうなんだろ?最近、鋼関連に思考持って行くと確実に何かが磨り減って壊れて行ってる気がする でも、鋼に関わるのやめられないって、ソレ、なんて麻薬(笑)
2009.07.09(Thu)
あいもかわらず、ガンガン次号発売直前、早売りGET済みの人もいるだろう時期に、本誌感想記事をあげてみる。 早売りGET済みの人は的外れっぷりな感想にくすりと笑いながら、 本誌未読でもネタバレ上等な人は読んでる事前提な文章に「?」となりながら もしくは次号、エドと23号の共演(ガンガンCMはFA14話以上にリピートしてますが何か?)にうへうへする前のおさらいとして スクロールプリーズ。 ■今月の第一声 オヤジ祭りでした! 主人公いねぇぇぇ! タイトルこそ「二人の女傑」になってましたが、「女傑」の部分はもっと他の言葉があった気がしないでもない。 「二人の」で イズミとオリヴィエ シグとアレックス ホーエンハイムとお父様 を指す事もできるのになぁ… なんで女傑に絞っちゃったんだろ? 二重の意味でとれるサブタイトルの多い原作においてはめずらしいな。 そしてメインキャラ(エド・アル・増田)が本編にまったく写らない不在っぷり。 作中に「大人の…我らの生き様を見せんでなんとする!」というセリフがあるがゆえに あえて登場させなかったんでしょうか? って事は増田は未来を託される成長途中の子供の分類!? FAで鋼知って、ためしにガンガン立ち読みしてみた人は OPの23号とホーパパとエドのカットもあわさって、誰が主人公か勘違いしそうだわ。 ではでは、順番に~ ■本誌表紙 なにげにきちんと敬礼してるのはリザだけという… 増田涙目wwww ■第97話「二人の女傑」 正確には96話のハズ。 先述したタイトルのひねり不足といい 下村担当もアニメのスーパーバイザーで仕事増えてゲラチェックできんほど忙しいのかねぇ… ■引けぇ!!! ふんばれぇええぇええ!!! スロウスの疲労具合にもよるんだけど、確かブリッグズでは戦車3台相手にしてたようなぁ… まぁ、いいか、スロウス戦のポイントって めんどくさくって思考停止してるスロウス相手に、 人間は誰が敵か味方か生きる為に自分で考えて、一般兵が協力して事を成就するって点だったんだろうし ■「あんた 行ったよ」 「あいよ」 まさかのシグさん登場! 奥さん一人を戦地にやらない愛妻家っぷりはヒューズ家とはまた対照的かも (そもそも奥さんの強さのベクトルが違うけどねv) でもなぁ、シグさん、イズミ師匠が認める男で、少佐に並ぶ肉体美でも一般人が デビルズネストの小悪党ならともかく、人造人間相手にそれはどうよ?とは思った。 よくみりゃ、スロウスをぶん投げまくっただけで、スロウスから反撃らしい反撃をうけてないから、まっいっか。 ■友よ!!! 立て!!! 「勇気百倍」 7巻の時点で誰が、「筋肉で生まれる友情」が伏線になろうと思ったことか(笑) スロウス戦はノリと勢いでかたづいちゃった感が残りますが、それもまたよし。 他のキャラのエピソードと同時進行だったせいか、 終ってみれば、細切れで、細切れで進んで、ひっぱって、 最後のオチはその場の勢いかよ と思わないでもないですが。 ■「やばい奴に捕まる前にトンズラこかせてもらうわ」 きっと、トンズラこけないんだろうなぁ…… ■ホーパパVSお父様 ホーパパのひょうひょうさ加減がたまらん。(>_<) すべてのコマのホーパパが愛おしいよ。 ホーパパとお父様の出したドラゴン?が東と西仕様で対象的だけど お父様の方は練成痕残ってるのは技量の差なのか、画面栄えを狙っただけなのか。 ■「人なみに家族が欲しかったのではないか?」 んー、この時点でこの指摘でお父様の図星っぽい反応どうなんだろコレ? やっぱり、黒マリモの「フラスコの中の小人」に総ルビで「ホムンクルス」と打ってるのと セリム・プライドの自己紹介「最初の 人造人間(ホムンクスル)」って発言の微妙な矛盾と リオールの地下でホーパパに 「あいつが最初に切り離したのがお前「傲慢」だった~お前の父親の本質か」って言われた後の ウゾウゾくんの目が図星をさされたようにも、ホーパパを見定めてるようにも、 ブラフに引っかかってくれてしてやったりという風にも見える描写はひっかかるなぁ… イマイチ形にはならんのだけど、やっぱりセリムの上位にお父様がいるのではない気がする。 案外、「人なみに家族が欲しかった」以外の意識をマリモから切はなしたのが“お父様”なんじゃないのかなぁ… (物理的には“お父様”の体からセリム分が抜けだして、家族ごっこするのに「いらぬ感情は父上の中に置いてきた」状態) 「人なみに家族が欲しかった」又は「家族が欲しくなった」黒マリモにとって ある意味、生みの親であり、クセルクセスの人間の魂さへも分け与えたホーエンハイムに捨てられたのは トラウマ。 お父様姿の黒マリモは考える、何で捨てられたんだろう?何がいけなかったんだろう? 結果、家族ごっこするのに「いらぬ感情は父上の中に置いて」きてみる。 愛されやすいように無垢な子供の姿をしてみたりする。 でも、自分はそのままなのに、人間は弱くって自分を置いてすぐに死んでしまう。 しょうがないから、お父様から大罪を分割して兄弟をつくって家族ごっこしてみた。 お父様の中に残ってるのが“傲慢”だから、お父様は人間を蟻同様歯牙にもかけない。 まぁ、そんな家族に囲まれても、ホーエンハイムの言ってた家族(コミュニティ)のよさがよくわからん。 やっぱり人間のソレとは何か違うらしい。 ああ、もう、わかったよ! ようは僕達が変化がない存在なのに、人間がすぐにコロコロ変わりよるからうまくやれへんねん! 価値観が共有できへんねん! 実験的に年をとるホムンクスル(大総統)作ってみた。 なんかうまくやってるやん、奥さんまで自分でGETしおった! 家庭にもぐりこんだろ。 車に轢かれかけたら、おかんにごっつ心配されて、ムズがゆかってん。 家族のよさってこういう事か やっぱり人間と同じにしとったら、うまくいくみたいやん。 昔から軍上層部で欲しい物アンケートとかやったら不老不死とかダントツやん、 そもそもクセルクセスのじじいからしてそうやったやん。 よっしゃ! アメストリス国民不老不死にしたれ! みんな仲間や!家族や! ━━━━━そして終わらない宴を… 結局、黒マリモちゃんは 相手が自分にあうよう引き上げるだけで、自分が相手にあわせようという発想がない。 ホーパパになんで捨てられたかわかってない。 ひょっとしたらわかってるかもだけど、(不老)不死にして貰ったら嬉しいハズに決まってる! ソレをプレゼントしてやったのに、オレから離れたホーエンハイムがおかしいねん! と、永遠の反抗期なので人間にあわせる気がないのかもね。 ついでに、家族ごっこしたいセリムと、 傲慢故に人間を同等に引き上げえるのも嫌なら、そんな事をいうセリムをも見限って「完全な存在」に なりたいお父様との衝突もありえるような。 見た目と、分割元の親という側面でコレも相互に親に対する反抗期(笑) 共倒れしてくれてば、己の尾を噛む蛇にもなっていいんでね? と、言うわけで逆転の発想で考えてみました。 どうせ外れるに決まってる。 ■「俺達に簡単に勝てると思うなよ」 「俺達」にわざわざ「・・」を打ってるあたり重要ワード。 ホーパパとエド達人間全般を指すのか、ホーパパとパパの中に取り込まれてるクセルクセスの人達を指すのか。 後者だとすると、ホーパパは自分でそう思って納得してるだけなのか、 本当にクセルクセスの人達と意思疎通が可能なホラー状態なのか、 「死ねる」点で利害が一致して合意を得てすっかり融合しちゃってるのか? どっちにしろ、クセルクセスの人達を指すなら、 錬金術のエネルギーと割り切って使ってるわけじゃないように思えて心中苦しいだろうなぁ さて、アームストロング少将と少佐 カーティス夫妻の大人会話のあたりは 語り足りてない気もするけれど、次号発売直前という事でこれにて切り上げです。 | |