2005.10.30(Sun)
11月8日に向けて、シャンバラ関連の資料をひっくり返してて、改めて思った事。
想いを遂げた人ほど、せつないの法則。
ハイデリヒしかり、
ウィンリィしかり、
ラースしかり、
ホーエンハイムしかり、
エンヴィーしかり、 (彼が本当に父親を殺しかったかはアレだけど…)
アルが一人勝ちなのはよくわかったよ…
終盤、エドの「等価交換か…」は水島監督の公式見解としては
アルが錬金術を使えなくなっちゃった事と記憶が戻った事らしいんだけど、
錬金術世界でだって、錬金術を使えない人の方が大多数なわけで、
錬金術使えないと、アルが生きていけないわけじゃないしね。
ラースとホーエンハイムの願いは、その手段として
最初からベクトルが消滅へと向かってるから、第三者からみると救いようがないです。
個人的にはホムンクルスは一人くらい生き残って、人間社会に受け入れて欲しかったと思います。
(「受け入れる」って表現ヤだな、なんか人間として傲慢っぽい。語彙貧困ですんません)
錬金術師の「罪」の具現とか言われちゃったりして、
そりゃ錬金術師からしたら、決着をつけなきゃいけなかったのかもしれないけど、
ホムンクルスだって、産まれてきて、生きてるんだと思うんですよ。
結局、ホムンクルスと人間の違いって何? って疑問は自分では解決されなかったんですよね。
賢者の石で人間になれるって意味ワカンナイ。
「魂がない」って言われたって、「自我」はある。
人の命を喰らっていかなきゃ生きられないって言うのなら、
人間様だって、別の生命体の命を屠って、命を繋いでる。
人間の命だけが特別なんてのは、それこそヒエラルキーの頂点に立ってるって思い違いしてる人間の傲慢じゃないのかなー
ホムンクルスが人を殺すのが、人が人を殺すのが、とても酷い事に思えるのは、
意思の疎通が可能だから、 言語形態が同じだから (from.屍鬼 by小野不由美)
やっぱり、イズミ師匠とホーエンパパは「話し合えや!」
どっかのサイト様で読んだんですが、
「ラースはきっと、カーティス家の周りをずっとうろついてて、
でも、本来自分がいるべきポジションにはまたしてもアルがおさまって、笑ってて
イズミさんところに入っていけなかったんじゃないか」
って話を聞いて泣けました。
あー、ここまで書いて
作中で登場したホムンクルスってきっと自分の存在を自分で獲得できる力のなかった人達なのかなーと思いました。
そりゃ、産みの親に生まれた途端、否定されたら、難しいわな。 親だから無条件に愛せるってもんでもないだろうけど。
エドとかアルとかハイデリヒとかは本当に愛されて、認められて育ったんだろーなーって思う。
だから自分の道は自分で切り開いて居場所を獲得する力がある。
ハイデなんて特にそう。 エドに否定されたって、めげずに我張って成し遂げたしね。(せつないけど)
エドがラストに向かって「なぜ人間になりたい、 お前達は何だか楽しそうにやってる」って質問して
ラストがエドに「じゃあ、あなた弟はなぜ(人の姿に)戻らなければならないの」かって質問で返してはぐらかす場面。
エドは言葉につまったけど、根本はちがうよね。
アルは空っぽの鎧姿でも、自分自身を認めてあげられてるから人との間で居場所を作れる。 だから人間。
それは一重にエドとかピナコばっちゃんとかウィンリィとか周りの人が愛してくれてるのを知ってるから。
一方、ラストとかスロウスとかは、愛された経験も自覚もなくて、最初の洗礼が親からの拒絶だったら
存在の根本がぐらついちゃってて、いくら人の間に入り込んでも、人間になれた気がしないんだろうな。
自分で認めてあげるしかないのにね。 そこらの子供より望まれて生み出されたハズなのにね、なんでこんなことになってんの?
そう言う風にとれば、35話「愚者の再会」は俄然、意味を増してくるなー。
愛されて、存在を問い直して揺れ動いちゃうラスト姐さん。
んで、自分の存在は自分で決めるって頑張って、TVシリーズでは生き残ったのがラース&エンヴィー
エンヴィーに関しては時間がなくてお粗末だったとしか言いようがないです。
ってか、ホーエンパパはどの時点でエンヴィー捨てたんだ? 錬成直後? それともダンテに愛想つかした頃?ちょっとはパパと仲良しな時代はあったんかいな。
やっぱり、ラースは生き残って欲しかったなぁ。
ホムンクルスが全員消滅しちゃって、はいお仕舞いってのは、罪の清算としてはどうなんよ。
誰か背負って生きていこうって錬金術師はおらんのか。
なんか、原作で家燃やしちゃって「逃げたなエドワード」ってホーエンパパに言われるエドがずっと頭をよぎってます。
おまけ。
グラちゃんに関しては、ある意味、創造主に望まれた通りに創られてるんだよね。賢者の石の精製用。
最期まで人造人間としてりっぱに描かれました。
それの対比がプライドこと大総統。
ダンテと思惑どおり創られて、ダンテ(親)の最高傑作として誇らしげに評価されて、
用意されたものとは言え、軍部とか家庭とか居場所が獲得できて、本当にイイ線いってたのに、
それが仇になっちゃった。(;´Д`)
増田だって、ホムンクルス云々よりも、作意的に戦争起こしてた事が許せなかったんだしね。
冬フェスにおいて、出生エピソードが明らかにされたグリードさん。
愛ゆえに永遠の命を望んだ男。
元の動機がそんなだから、彼だけが、愛される事より愛する側に回る能動的選択をできたって事なのかな。
だからダンテから離反できて、ホムンクルスのままでも人間であろうって言うホムンクルスの先駆け的存在。
強欲さんで、仲間を大事にして傍に置いておきたがったのは、人間であろうとした裏返しなのかもね。




とか

