2006.10.03(Tue)
さて、記念日(締め切り)でもなきゃ、日記ブログはともかく、サイトの方には更新をかけない、
だらだら進行のサイトですが、今回ホントに更新ありません!
なんつーか、諦めてMAD作ってた方がよほど生産性が高い気がする今日この頃。
と、言うワケで、本日は兄弟の旅立ちの日、
Don't forget 3 OCT. 11 でございます。 OCT. 10 と表記しないあたりはまだ原作派?。
サイト的には何もありませんが、自己満足でやった事。
●止まったままにしてた懐中時計の電池交換をして、再び時が動かしはじめました。 あほーぅ丸出しですみません。
●来年のダイアリーを購入。 アドレス帳の書き換え。 ダイアリーの表紙が硬くてめくりづらいのが嫌いでして、
システム手帳派ではなく、毎年買い直してます。
同じ理由でアドレス帳が別冊で後ろに差し込めるようになってるのも却下。
故に、毎年アドレス帳のページは書き直す事になるわけですが、
過去1~2年の疎遠になってしまった人の連絡先が新しい手帳に書き写される事はありません。
人、ソレを『別れの儀式』と言う。 (←お前だけだ、めんどくさがり屋め!)
●TVシリーズ 1話~4話まで見た。
●ガンガンカスタム手に入れて、うきうきで帰ったら、アップルパイ買い忘れてた! そして、『蒼天の蝙蝠』も『鋼』も
「求めよ、さらば与えられん。尋ねよ、さらば見出さん。門をたたけ、さらば開かれん」
(マタイによる福音書7章7節) の物語なんだよなぁ。
「立って歩け、前に進め」とか「やらない善よりやる偽善」とか
行動をおこさない事には状況は何もかわらないんだよ!
むしろ、悪化さえするんだよ。 と叱咤激励されてる気分です。
「待てば海路の日和あり」とか「果報は寝て待て」なんて言いだすキャラクターって
荒川マンガでそのうち出てきたりするんだろうか?
グラマンじっちゃんとか、そんなイメージだったけど、実は野心家さんでしたしねー(笑)
あと、家を焼いて、帰る所を断ち切って旅立った、 根無し草なエルリック兄弟。
でも、ウィンリィを筆頭に待つ人、受け入れてくれる人がいる。
生まれた地もわからず、帰る家もない蝙蝠丸。
仮初めの居場所も「情」を持ったが故に出奔する事になる。
だが、5年の漂泊の後、是秀が待ち続け、共に蒼天の下を望む事を自分自身に赦してあげられる。
結局、帰る地や居場所ってのは、「土地」にこだわらなわけですよ。
そんな中でスカーは本当に帰着する場所が無いのが哀れかと。(師父じゃちょっと弱いよね)
封鎖されたままのイシュバラの聖地。
そこには何があるのだろう?
でも、きっと、もはやそこは神を捨てたスカーの救いにはなりえない。 そんな気がする。
原作においては復讐者としてではなく、漂流者としてポスト・ノーアでもあるスカー
……………… ( ゜Д゜)…
今、ちょっと、ノーア=スカー変換した劇場版考えてダメージくらいました OTL
さて、鋼関連抜きで『蒼天の蝙蝠』感想。
第一印象は 「牛様の作画的実験マンガだったのかなーぁ?」 でした。
月刊ガンガンとちがって、色つきじゃない紙に印刷ってのも視野にいれてたのかしらん?
まず、使われてるスクリーントーンが砂目だけ(多分)だったのにお気づきでしょうか?
もともと牛様はトーンを多用される方ではないのですが、網点トーンすら使ってないのですよ!(多分)
その事により、時代物・和風テイストはUPしますし、
何より ベタ(黒・闇・蝙蝠)とヌキ(白・光・空)の対比が際立ちます。
建物とかの影もホントにベタでくっきりついております。
極めつけが雪(白)の中での戦闘シーン。
闇と血と黒装束と恐怖と死と生と。獣と人とその間。それら全てを覆い隠しもする雪。
よくもここまで小道具(舞台設定)を揃えたなぁとあいかわらず牛様の対比の上手さにホレボレです。
ギャグがなくったってノープロブレム!
キャラクター的には皆、甘ちゃんでしたが、そこはソレ、牛様の良心かなぁとか。
モブの中に犬は絶対入るのね、しかも2頭も!とか
「---気を付けろと言ったぞバカ者」のくだりは、
まるで必殺技言ってるキャラを途中で攻撃しちゃう反則技だわとか そんなカンジでも楽しめました。
概要だけみちゃうと、荒川センセのお好きなB級(王道)ものなんですが、
「蝙蝠」の暗喩を中心に小道具の纏め方が、さっぱりしてて良し!
実際、牛様ならもっとページは詰めれそうな感はありますが、
あえて丁寧に割いたのカナ?と言う気にすらさせるから牛様ってすごいですね。