2009.10.13(Tue)
以下、20話の誰かさんに言わすと本筋に関係無いどーでもいいツッコミ。
でも、鋼の重要ワードの一つは「一は全 全は一」
動画・音楽・声優・一つのエピソード・一枚の画
どれも「鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST」と言う「全」を構成する為の要素。
■20話の第一声スタッフ、ミスリードする気あったんかい!!
ギャグ大好きFAで宇宙人なリアクションのホーパパ全カットとは思ってなかったよ。 OTL
あの掛け合いは見たかった、見たかったのに… FAならやってくれると思ってたのに…1クール目のOPやら、1話のお父様やら、1話の大総統やら 一部キャラが原作既読前提の登場の仕方をするシナリオだったり、
え? 今更、ホーパパをミスリードを徹底したキャラに?とか思ったのは私だけでしょうか?
そもそも本来なら入院中の増田を医療事故に見せかけて殺しちゃえ云々ホム側のエピソードの締めに
お父様が洋画マトリックスよろしくなチューブ外して、「ええ!お父様、動けたん!?」と言う驚きとともに
どこかに移動するような描写の後に、ホーパパがリゼンブールに現れるから生きてくるハズなんですけどね。
いや、次回予告つーかあらすじ見た時に、20話の収録範囲を予想したら
ホーパパのギャグは尺の都合上、削られるかなと思わなくもなかったんだけどね。
タイトルが「泥の河」でも「名前の無い墓」でもなく「墓前の父」だったからエルリック家3人の描写は
丁寧にやってくれると信じていたかったんだ。
そういやアルはホーパパがリゼンブールに戻ってきてた事知ってるのかね。
作中で描かれなかっただけで兄弟で情報交換されてたとしてもおかしくはないけれど
エドが自分から、「オヤジに会った」なんて言いそうにないんだけどなぁ
バリバリ意識してるくせに、無関心装ってそうだから
アルがピナコからリゼンブールにホーパパが帰ってる事を先に知らされてる原作ならともかく
墓暴きに至る過程で、オヤジにヒント貰ったとは言わないだろうな(笑)
■ホーエンハイムの髪型19話のラストを見てそんな気はしてたけど、結んでる位置が高いよ OTL....
いい年してポニーテールのおっさんとかイヤん。
1クール目のOPと2クール目のEDのホーパパ見ると普通の一本結びなんだけど
作画監督の趣味なのか、20話のがホーパパのデフォルトになってしまうのか
はたまた、なごみシーン全カットのかわりに髪型で不思議ちゃんを表現したかったのか(笑)
演技やパートの取捨選択はミスリードを狙ってるのは横においといて、ビジュアルがっかりでした。
■「ちがう!」
ほうほう、原作とはまた違う表情で。
この表情から読み取るにFAエドは逃げてる自覚あった上で、考えないように蓋して逃げまくってた
ってカンジで、今までのキレやすい言動と矛盾がなくていいですね。
原作のはホーパパに指摘されて、初めてそういう逃げてる側面もあったかもって
猛スピードで走馬灯の如く我が身を振り返るのに精一杯で、ホーパパへの反論が後手に回ってる印象。
■「逃げたな エドワード」ミスリードに徹したかったのかもしれないけどやりすぎたかなと。
これじゃ、ちゃんと叱ってやれてるじゃん! とか思ってたら、
「どうやって叱っていいのかわからん」のセリフはカットされますた。
■エドの寝込みを襲うホーエンハイム(笑)
腰屈めた演技と子エドアルのカットがホーパパ目線になってたのはスタッフGJ!
■Sep’66
ホーパパが年を取らない事を示す写真。
「Sep’66」はすぐに画面から切れるし、そもそもエドの決意の日がOct’11とOPに出てくるものの
視聴者的に浸透してるのかしら? 「10月3日」は出てきても「11年」と即答できる人はいかほど?
ラッシュバレーで女豹ネタやってないのに対比人物に若ピナコ出されてもなぁ…
むしろ、ピナコばっちゃんが変わり過ぎだと!
※つか、今年は巡回サイト様で10月3日メモリアル記事のあがったのは1サイトしかなかったですがな※
■「どうやらこの身体は眠る事ができないみたいだ」 「元の身体に戻れるよねぇ?」う~ん このセリフの取捨選択はアルもウィンリィもどうなんだろうなぁ
アルサイドとしてはこの場面は終盤の「もう一人の夜は嫌なんだ」に直結するわけで、
言わば、「一は全 全は一」。 一人じゃない、皆がいるからがんばれる事を裏側からアプローチしたようなもの。
人は一人だとこんなにも弱く不安定なもの。
特に感覚のないアルにとって自身を保つには、誰かとかかわってデコーダの役割を果たしてもらうか、
まさしく「コギト・エルゴ・スム(我思うゆえに我あり)」常に思考しつづける事が死活問題になる。
眠れないと言うよりは、意識を手放してはいけないともとれる。
一人でいる夜がどれだけ孤独で、余計な事ばかり思い浮かんでも思考を止める事は許されず
そんな思考だと夜が明けるまで長く感じる悪循環。
そういうアルの心境と状態を察するにはもうちょっとセリフでヒントがあってもよかったのでは?
回想のアル自身が全部吐露しちゃうと余韻がないつーのなら、
時間軸が元に戻った時にウィンリィのセリフを「アルのあんな姿見てたらどうしても今のままでいいなんて~」と言わせた方がよかった気がします。
「元の身体に戻れるよねぇ?」 はアルの方が何かに尋ねたいセリフだよ。
原作でも言っちゃってるけど、ウィンリィがよりによってアルに訊くセリフじゃないと思うんだよね。
■「手足のつけねが痛む 雨だ」なまじ、エドが苦しそうな理由を別に示してしまったが為に、
姪っ子にはなんでエドが吐いてるのかイマイチ真の理由は伝わってませんでした。 OTL....
あんさん、このあいだ私のコミック全巻読んで帰ったやないか… ああ、うん、君はトラウマになるような体験をする事なく健やかに育っておくれ。■スコップの使い方
一番最初のUPのカット。 一度、土に刺して、足で踏み込んですくってる。
わかってるハズなのに、なんでそれ以降の堀り方がまるで砂場の砂でも掬うようなのかなぁ
雑草はえてる土地で、あんなんで掘れるもんかい。
百姓貴族の愚息がこんな腰の入ってない動き………
■つっ立ってる見守るばっちゃん
こら!エド! 自分の事ばっかりじゃなく、ご老体を労わらんかい、雨の中酷使スンナや!
と、こんなエドの重要場面で他に気を使えと言いたくなるとは自分でも思ってませんでしたよ。
ばっちゃんの中の人が過日緊急入院されたせいかしらねぇ
どうにもFAエドは周囲に気をつかえない、自分の事さえよければ先に進めるキャラに見えて困る。
■「骨盤? こりゃ男のだ」トリシャでない事を否定するには端的なセリフでした。
つか、作中の錬金術はそういうモノとして見なすしかないんだろうけど
特定個人を人体錬成するのに、その個人の子供2人の血で特定できるわけがないだろうと。
例えば、何も知らない子エド・アルがホーパパを錬成しようとしても2人の血を魂の情報とするなら
トリシャとどう区別つけるつーねん。
牛さんが自分探しなんて「ケッ」とか思ってそうな人なせいか
ここらヘンの「一」個人を扱いながらも、「個」を掘り下げない点はちょっと不満かな。
そういう意味ではシャンバラでのアルとアルフォンスに対するエドの認識ももっと掘り下げれる
格好の素材だったのにね。
エドの夢の中の失敗かーさんがオカマ声なのは、錬成物が男だとする設定を見越してかと思ったけど
あくまで、墓あばくまでは、エドから見た失敗かーさんは母さん(女)だから
エドの心象風景の中の失敗かーさんはトリシャ似の声でいいと思うんだけどなぁ
■「アルは元に戻れる」
この顔! この意志のこもった顔がクセルクセスでも欲しかったんだよう
■電話のダイヤル
ロックベル家のダイヤルの並びは 098765… になってますよ!
りほ様 (笑)
アメストリス式のダイヤルは 01234… であると押し通す気はないらしい。
DVD買う気はないけど、18話で修正されてるか要チェックですね。
■師匠との電話 1回目すみません、ここの演出の意図がどういう効果をもたらしてるのか誰か解説お願いします。
イズミへの質問の内容が内容だけに聞き出す前に言い澱むのはわかるんだけど
聞くと腹を決めて言い出したセリフまでなんで苦虫を噛んじゃったような覇気のなさなんだろう?
「確信めいた」考えを「確信」に至らせる為に、師匠の傷を抉りかねない事を承知で問うのに
問う側が弱腰つーか、「ダメもとで聞ければいいな。
(←「。」が重要)」くらいの
傷を抉りかねない事に中途半端な覚悟で触れてくる、師匠に対して逆に失礼な印象を受ける
エドのセリフの取捨選択・演技・演出と描写に見えました。
うまく例えられないんだけど
王の地位につきながら腰が低いのは、萎縮して責任から逃れてるようにも見えるってヤツ。
重い責任を背負っている王様にはソレに見合った程度、エラぶって威光を振りまいて欲しいんですよ。
話微妙にそれた。もどり
FAはマジでオリヴィエ様に兄弟を叱らせるまで、
兄弟(特にエド)を他人に配慮できない自己チューに描くつもりなんでしょうか…。
オイラならそんな奴の応援もサポートもしたくならねえよ原作の(既に破門されてるけど)破門覚悟の問いである前フリを尺の都合上削ったかわりに
この会話全般を「答えづらい事は承知で、気遣いながらも聞いてるんですよ?
(←なぜか疑問系)」感を
出したかったのかもしれないけれど、単にエドが自分の為に予防線はってるように見えてんですけど。
墓堀後のエドは、ピナコばっちゃんに出生の確認とったり、
真理を追い求める錬金術師として師匠に確認とったり、
足場を踏み固めながら、ぐいぐい力強く引っ張っていく成長感が感じられるものだとばかり思っていたよ。
そういや、ピナコばっちゃんにトリシャとホーエンハイムの子であり、自然分娩なのまでカットしたのは
ホーエンハイムに関するミスリード狙いの為だとしても、アンフェアな気がする。
ここはお父様とホーパパの関係&兄弟の突出した錬金術センスやらなにやらで
エド達も出生に何かある秘密があるかも?と疑ってたフラグを折って安心させておきながら
実は○○○○○○の末裔でしたってくるからいいのになぁ…
出生の確認もだけど、
「確認しなきゃらならない事がある」ってセリフもカットされたもんだから
エドが確認作業を積み重ねて確証を得ようとしてる過程が希薄で
作品内世界では、まがりなりにも錬金術は科学とされているのに
FAはことごとくセリフ回しで錬金術を科学的に見せる要素排除してるなぁと… 意図的なの?
それから1度目の電話の切り方はもっと荒っぽく「ガッチャ」って音をさせて
意表突かれた感というか、師匠の焦りみたいなものを表現していいと思うのだけれど…
エドがセントラルのホテルに戻ってからの2度目の電話の切り方も微妙でした。
師匠、言いたい事だけ言って自己満足して一方的に切っちゃった失礼な人みたいな(笑)
確かにエドが「ありがとう」の意味を理解する前に切っていいんだけど
自分の間で読む漫画と、動画になってるアニメではつくづく印象が違うなぁと。
■「ああ アルに怒られにな 勝手にいろいろしちゃったからな」セリフをココまでにとどめたスタッフGJ!
原作の「兄弟の縁切られるかも」はね、ニーサンがアルをあんな身体にした負い目を感じさせる反面
ニーサン、ちょいとアルを見くびりすぎじゃないかい?って思わなくもなかったので(笑)
ただ、1話で「地獄へ一歩」なんて言っちゃうアルの事が逆鱗に触れやすい、後ろめたさ満載のニーサンにこそ
「兄弟の縁切られるかも」は相応しいセリフのような気もしなくはない。
■「メシ食ってまス」
皿の枚数(食べた分量)の書き込みが圧倒的に少ないよ。
スタッフはちょっとスレイヤーズでも見直してこようか?
■「どうした」カット何気ないシーンなんだけどね、表情の無いハズのアルの変化を見逃さないニーサンカットですか( ´Д`)
ひょっとしてFAニーサン、他人どころかアルにまで、気配りできない察しの悪いキャラという設定がデフォなの?
■「残った鎧を引き伸ばしてっと」
結局、原作でさんざん心配した割りには伏線ではなかった「装甲が薄くなる」のセリフはカット。
確かに「装甲が薄くなるけど~」とか言いながら実を取らずに不必要なトゲ部分錬成したてらツッコミものだ(笑)
■「ええ どういう事 だって…」FAで初めて鎧の絵が演技を
魅せてくれて気がしますよっと。
■「あたしより背の低い男はいや」
身長差の絵を挟み込むテンポはよかったです。
でもこの絵、動画で一瞬ならともかく、止め絵で見ると
ウィンリィの髪が黒の実線で、エドアルが色トレスの線でぼやけて遠くに見えるせいか
遠近法で手前にいるウィンリィが(態度も)デカく見えるだけのようにも見える。
なにげにニーサンにウィンリィが手前にいるだけだと言い訳の余地を残すスタッフのエドへの優しさ(笑)
縮小されたキャプション画像じゃわかんないけど、ウィンリィの足だけ地面のラインの若干手前にきてるしね!
遠近差を考慮してもぶっちぎりでウィンリィよりエドのが小さ(ry
■「人ならざる身体を持っていても 自分らしく生きる人達~」FAのアルとデビルスネストの皆さんの触れ合いなんてFAじゃたいして描かれてないのに
バリーより優先されちゃうんだね。(まったりお茶ずずず)
FAでの描写の分量的にしても、アル視点での接点としても、
一番、自分の境遇をプラス思考にして受け入れてたのはバリーだったハズなんだけど、
お子様向けのFAとしては快楽殺人者を“自分らしく生きる人”という面ですら肯定するわけにはいかなかったらしい(笑)
■「あれ? あいつ あんなに背中おおきかったっけ?」
物理的な意味じゃないのもわかってるんだけど… 背中がちっとも大きく見えないよニーサン!
FAのエドのこの上着姿とか軍服の後ろ姿ってどーにもバランス悪く見えるよね。
■次回予告 FAはお子様が「多少背伸びした知識を持ってる、オレカッコイイ」という厨二心をくすぐるくらいで
イイとは思うんだけど、「ケンコンイッテキ」はどーよ? 「けんこんいってき」は!www
もうちょっと、きちんとした意味はわからなくても
前後の文章と音からどんな漢字が当てはめられて、イメージ的にどんな勝負なのかわかるような
言葉ならともかく、大人でも「乾坤一擲」の意味と漢字をスラスラと書ける人って多くないような…
【乾坤一擲】(けんこんいってき)
さいころを擲(な)げて、その1回だけの賽(さい)の目に、天が出るか地が出るかを賭(か)けることをいう。
「乾坤」は天地のこと。「一擲乾坤を賭(と)す」ともいい、
運を天に任せて、のるかそるかの大勝負をすることをいい、
中国、唐の韓愈(かんゆ)の「鴻溝(こうこう)を過ぎるの詩」に、
「誰(たれ)か君王に勧めて馬首を回(めぐ)らし、真成一擲乾坤を賭ける」などとある。
放送日:8月16日 ブログ下書き日:9月16日 mixi up日:10月7日 ブログ投稿調整日:10月13日